【乗用車部門撤退】いすゞ自動車から学ぶもの

前進と後退の看板
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目次

かつての個性的な車たち

いすずの車

「いすゞ自動車」、2002年に乗用車部門から撤退し現在は大型中型トラックを中心に

商業車を生産しているメーカーです。


今回はこの「いすゞ自動車」について書いてみたいと思います。

「いすゞ」と言えばトラック、というイメージを持っている人も多いと思います。


冒頭にもあるように現在は商業車メーカーなので当然と言えば当然。

しかしかつては個性的かつカッコよく、自社のスタイル全開の乗用車を数多くリリースしていました。


GTRというグレードを初めて名乗ったとされる「ベレット」、ジウジアーロデザインの美しいクーペ「117クーペ」、漫画「よろしくメカドック」にも登場した「ピアッツァ」。

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「街の遊撃手」のCMで有名な「ジェミニ」、そして現在のSUV、四駆ブームより遥か前にリリースされた「ビッグホーン」、「ミュー」、「ビークロス」など今あれば売れたんじゃないか⁈という車種でいっぱいです。


「いすゞのトラック」のCMにおいても、CMソングの歌い手に「マキシマムザホルモン」のナヲさんや「bish」のアイナジエンドさん、最近では大友康平さんを起用するなど個性的です。


「面白い事をやろう」という会社のスタイルが垣間見えている気がします。


ファンにとっては惜しまれる乗用車部門撤退だったと思いますが、いすゞのスピリットは決して消えていませんね。


isuzuの自動車工場

得意不得意な分野と苦渋の決断

前に読んだ記事によると、いすゞの乗用車撤退は経営における利益向上のための苦渋の決断だったとありました。


株式会社において利益追求は当然の事であり、義務だと思ってます。


その結果、乗用車部門撤退後の経営はV字回復を見せており、

2021年の4〜9月期の業績は過去最高との事でした。

要因としては

  • 輸出における為替好転
  • 原価低減活動の実施
  • トラック「エルフ」の好調


isuzuのトラック2台

苦渋の決断は結果的に英断となったのです。


過去にあれだけ個性的な乗用車を作っていたメーカーなので、

思い入れや技術がおろそかだった事は絶対にないはずです。


不得意分野ではなかったはずなのです。

ブレーキペダル


それでも単純に売り上げや純利益率を向上させるために、

商業車路線に絞って結果を出した

いすゞ自動車の方針は車メーカーに限らず色々な分野でも参考にするべき

モデルケースなのかもしれません。


そもそも商業車はすべての物流において無くてはならないアイテムです。


買い替えの頻度こそ少ないのかもしれませんが、廃れることは無いと思われる分野です。


もちろんこの先商業車も電気の時代がやってくるでしょう。


それに対応して未来の物流車を作っていく

「いすゞ自動車」にこれからも注目していきたいと思います。

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まとめ、学ぶもの

得意分野を伸ばすために、あえて不得意分野を切り離す。


しかし中には、例えばメジャーリーガーの大谷翔平選手のように

ピッチャーと野手の二刀流で結果を残したり、オリンピックで言うと平野歩夢選手みたいに、

冬はスノーボード、夏はスケートボードで日本代表になったりと、

稀に見る才能を持つ人もいます。

しかし大半においては、「二兎を獲るものは一兎をも獲ず」理論

成功への近道なのかもしれないと、今回のブログを書いてみて思いました。


勉強がダメならスポーツで頑張る、短距離走が苦手なのでマラソンランナーになる、

Aという商品が売れないならBという商品を売ればいい、何にでも当てはまりますね。

切り替えの早さと決断こそがその先の未来明るくする可能性がある事

これを、あらためて学びました。


今後の人生にも活かしてみたいものです。


読んでいただきありがとうございました!

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