物流車の重要性とその割合
こんにちは、ガレージドミニコです。
今回は自分も大きく関わりのある運送業、そして商業車、バイクなどにまつわる話しを書いてみたいと思います。
現在、乗用車と商業車の割合はこのようになっています。
乗用車が73%:商業車27%
約4分の1が商業車という事になります。
調べた時、正直もっと商業車の比率が高いのかな⁈と思ってしまいました。
普段、道路を走っているとそう感じるくらいに商業車を見かけるからです。
物流が止まってしまうと日本経済は大きなダメージを受けます。
みなさんも身近に感じた事がありますよね⁈
11年前の「東日本大地震」です。
水、食料、日用品からガソリンにいたるまで買いたくても買えない状況に陥ります。
物を運ぶ大切さを感じさせられた出来事でした。
緊急時以外にも、最近はネットショッピングの普及がすごいので物流が止まってしまった時の事を考えると困る人も多いのではないでしょうか⁈
資材を運ぶ物流が麻痺してしまうと建物も建ちません。
トラック、ダンプ、軽トラ、その他物流に関わる車両は無くてはならないものなのです。
トラックなどの商用車EV化について
現在、街を走っている商用車を見てみてもまだほとんどがガソリン車、ディーゼル車です。
EVまたはハイブリッドの車両は、大手宅配会社でたまに見かける程度です。
商用車におけるEV、ハイブリッド車のしめる割合は約0.8%ほどだそうです。
日本政府が掲げる「グリーン成長戦略」によると2030年までに8トン車未満の商用積載車において、EV電動車の割合を20〜30%にするとあります。
8年後…、ほんとに実現できるのか⁈という心境です。
しかし世の中は、カーボンニュートラル、脱炭素、地球温暖化対策、SDGs、の真っ只中に置かれている状況です。
パリ協定も絡み、やらねばならないという使命感がプレッシャーになっている気もします。
日本の自動車メーカーは当然商用車部門においても未来図を描いているのでしょうが、
今のところ日々の生活の中でそれを肌で感じとる事は出来ていないというのが本音です。
自分自身も意識を変えていかないとダメなんだなと感じます。
気になる車両価格
運送業者がハイブリッドや電気自動車を導入するにあたり、その価格はどれくらいになるのでしょう⁈
2トントラックで400万円、軽バンで200万円といったところでしょうか。
個人事業主ならともかく、中小企業、大手宅配企業だと車両の購入金額だけでかなりの額になりそうですね。
もちろん免税や減税などの補助はあると思いますが大きな負担となる事は間違いありません。
それでも来るべき日に備えなければならないのがこれからの物流業界です。
ヨーロッパ欧州連合ではSDGsの一環として
2035年までにCo 2排出車両の販売を禁止する目標を掲げています。
ヨーロッパが地球温暖化問題に最も敏感な動きをしている印象がありますが、日本も含めて今後はこういった動きがスタンダードになっていくのでしょう。
【今後予想される動き、対策】
- 燃料供給ステーションの拡大
- EV車のコストダウン
- 配送員の確保
- 交通渋滞の緩和
その他、これからの物流業界に課せられる事柄はたくさんあります。
ガソリンスタンドのかわりに、EV充電ステーションという話になると、
インフラなども関係してきてかなり大きなプロジェクトになると思うのですが、
その分新規事業、新規雇用も産まれて経済全体が活性化する事も予想されます。
すべてのハードルを乗り越えて物流業界の未来が明るくなる事を心から祈ってます。
読んでいただきありがとうございました!