「ヴィッツ」から「ヤリス」へ
こんにちは、ガレージドミニコです。
2021年、昨年度の年間自動車売り上げ台数が発表されました。
TOYOTA「ヤリス」。
ブッちぎりの、しかも2年連続の販売台数1位はちょっとスゴイと思い、注目してみました。
ちなみに2020年は1位ヤリス、2位ライズ
2021年は1位ヤリス、2位ルーミー、といずれもTOYOTAのワンツーフィニッシュです。
特に昨年度は約21万台を売り上げ、2位のルーミーに8万台くらい差をつけての1位ですから、まさに独壇場ですね。
もともと「ヴィッツ」として国内販売されていたモデルが海外の「ヤリス」として日本でも売られるようになったわけですが、ここまで売れる要素は何なのでしょう⁈
- ファミリーユーザーにもウケが良い
- グレードの多様化でファン層拡大
- WRCラリーでの実績による信頼性
- TOYOTAブランドの力
ざっと上げてみましたが、何といっても価格帯の懐の深さが売り上げを伸ばしている最大要因かもしれません。
最も安価なグレードで139万円から用意されている設定です。
比べて現行型の日産「ノート」だと最安グレードでも200万円します。
エクステリアや性能の差があるにしても一般ユーザーにとって「ヤリス」の価格設定は選べる幅も大きく、魅力的なはずです。
各車雑誌での評価も、室内もけっこう広く、スタイリングも良し、ハイブリッドの設定もあり剛性も良し、など褒めている雑誌が多い印象です。
WRCラリー参戦、そして結果も出す
モータースポーツシーンでも「ヤリス」は大活躍です。
2017年に本格参戦し、5年間で26回の優勝、マニファクチャラーズタイトルも2回、ドライバーズタイトルも3回獲得するなどラリーシーンに大きなインパクトを残しました。
どうやら2021年限りで「ヤリス」はTOYOTA GAZOORacingチームのワークスカーとしての参戦を終了するみたいですが、参戦した5年間で過去にラリー参戦していた三菱「ランサーエボリューション」やSUBARU「インプレッサ」よりも大きなインパクトを残した感があります。
レースでの実績はおそらく一般市場にも良い影響を与えるものと思われます。
「ヤリス」はラリー参戦においてその役目を見事にまっとうしたと言えるのではないでしょうか⁈
同時にTOYOTAの技術力、開発力、モータースポーツに携わる姿勢なども世界にアピールできたわけですからあらためてビッグブランドなんだな、と思わざるを得ません。
コンパクトカーとしての存在感
「ヤリス」には1000ccと1500ccの2つの排気量がラインナップされていますが、いずれもコンパクトカーのカテゴリーといえます。
それに対し、日産「ノート」は1200cc、HONDA「フィット」は1300ccと1500cc。
ライバル車と比較した場合、
選択肢の幅がより広いのは「ヤリス」のほうだと感じます。
スタイリングは当然3車3様なので好みの問題がありますが、「ヤリス」の外観は何となくワイド&ローっぽく見えます。
車の下半分がぷっくりしてて安定感があるバランスが見てとれます。
リアのフェンダー部の張り出しもボリュームがあって、後方から見た時のフォルムも車高は落としてないのにちょっと低くしたイメージが個人的に好みです。
今回の「ヤリス」大ヒットの要因にデザインが良いという理由がけっこう絡んでいるのかもしれません。
前文で取り上げたライバル車と見比べても「個」を主張しているのは「ヤリス」のような気がします。
コンパクトカーとしての存在感がすごくあるなぁ、と思いました。
さらには昨今のSUVブームに対応するかのごとく、「ヤリスクロス」を追加で発表するなど車種としての戦略がガッチりハマっているのもTOYOTAっぽさ全開だな、と思いました。
とにかく爆売れの「ヤリス」
2022年も果たして売り上げトップを疾走し、3連覇を成し遂げるのか⁈
注目して見ていきたいと思います!
読んでいただきありがとうございました!