踏み間違いは高齢者ドライバーに限らない
こんにちは、ガレージドミニコです。
今回のテーマは、最近報道でもよく取り上げられている、
「アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故」について考えてみました。
ここ10年間で踏み間違えによる人身事故は約55,000件で、その内約500件は死亡事故に発展しているというデータを見ました。
率直に多いなという印象です。
コンビニやスーパーマーケットに突っ込んでしまった例や、大きなニュースになったのは池袋の暴走事故で母娘が犠牲になってしまった件など。
池袋の件は当事者の供述が曖昧で、踏み間違いが原因なのかはハッキリしませんが、決して許されない痛ましい事故でした。
報道されている案件を見ると高齢者が多い印象があり、免許証返納問題がクローズアップされたりしてますが、踏み間違い事故は意外と20代の人も全体の17%と少なくはない事にビックリしました。
高齢に伴う技能低下だけではなく、焦りや慢心からも踏み間違い事故は起こるのです。
AT車を運転するかぎり、誰にでも起こり得る事故なのです。
プリウスロケットという表現
この踏み間違い事故が報道される時に、ある車が多く取り上げられている事に気づきます。
TOYOTA「プリウス」です。
池袋の事故の当事車輌もプリウスでした。
これにより、車好きの間、と言うか一般的なにも「プリウスロケット」というワードが呟かれるようになりました。
たまたま報道されてる車にプリウスが多いという事からなのでしょう。
これは推測ですが、もしかしたらプリウスはアクセルを踏み込んだ時の加速が鋭かったり、あるいはアクセルペダルとブレーキペダルが近かったり、などの構造上の特徴があったりするのでしょうか⁈
ハイブリッド車はエンジンをモーターがアシストする機能を持っているため、あり得ない話しではない気がします。
踏み間違い事故を起こしやすい車種が限定されるとなると、これは興味深い話しなのですが完全なる根拠がない以上断言はできません。
あくまでも踏み間違いに限らず、事故というものは「焦り」「慢心」「油断」「無謀」「不注意」…、様々なファクターから誰にでも起こり得る事です。
刑罰の方向性と刑罰の強化
少し前になりますが、飲酒運転の罰則を強化して、反則金を上げたりした結果、飲酒運転による検挙率がかなり減ったというデータがありました。
踏み間違い事故も社会問題になっているのでこのような措置が検討されてもおかしくないですね。
例えば危険運転致死、危険運転致傷、などは懲役の年数がだいぶ増やされたりとちょくちょく改定されています。
最近よく聞く「あおり運転」にしてもニュースなどでクローズアップされてから行政が動くというスタイルが定番です。
仕方ない事なのかもしれませんが、もう少し先手を打つ「法改定」があってもいいのではないかと思ってしまうのも事実ですね。
難しい事なのかもしれませんが。
車のセーフティ機能の進化
「踏み間違い事故」「あおり運転」、問題視される事故がどんどん増える中で、自動車メーカー側も積極的にセーフティ機能の開発、導入を図ってます。
人を探知して自動でブレーキをかけたり、踏み間違いを防止するために急アクセルの時に自動ブレーキがかかったり、前方の車との車間距離を探知したりと、最近の新型車にはセーフティ機能の導入が目立ちます。
さらには自動運転というところまで車の進化はどんどん行われています。
「自動運転」、ちょっと夢のような機能なのですが、従来からある車が好きな人のテーマ、「車を操る楽しみ」という点ではどうなのでしょうか⁈
少し寂しい気持ちになったりするのも事実ですね。
まとめとしては、公道を車で走行する上で最も重要な事はドライバーやライダーのモラルです。
どんなに機能が進化しても、罰則規定が強化されようとも、最後の最後は乗ってる人の責任が伴うのです。無事故、無違反、安全運転を心がけて日々のカーライフ、バイクライフを楽しみましょう!
読んでいただきありがとうございました!